オリーブ鍼灸整骨院・松坂市

産後の腰痛を根本からケアする方法|原因・予防・おすすめセルフケアを徹底解説

出産後に「腰が重い」「痛みで長く立てない」と悩むママは少なくありません。授乳やおむつ替えなど前かがみの姿勢が続き、骨盤も緩んだままでは腰痛が起こりやすくなります。この記事では、産後の腰痛に関する疑問を解決するために、腰痛の原因、改善のポイント、整骨院の活用法やセルフケアを詳しく解説します。

【この記事でわかること】

  • 産後に腰痛が起こりやすい原因
  • 自宅でできる予防&改善ストレッチ
  • 病院・整骨院を選ぶときのポイント
  • 腰痛を悪化させない日常生活の工夫

産後に腰痛が起こる主な原因

骨盤のゆがみと靭帯の緩み

妊娠〜出産期に分泌される「リラキシン」というホルモンは、出産に備えて靭帯や関節を柔らかくします。その影響で骨盤が不安定な状態になり、姿勢のバランスが崩れることで腰痛が生じやすくなります。

筋力低下(腹筋・骨盤底筋)

お腹を支えていた腹直筋や体幹、骨盤底筋群は出産で大きな負担を受けます。筋肉が弱ったままだと腰椎や骨盤を安定させられず、動作のたびに腰へ負担がかかります。

授乳・抱っこの姿勢

赤ちゃんのお世話は前かがみや片腕抱っこなど、腰に負担をかける姿勢が多いのが特徴。産後は関節がまだ緩んでいるため、無理な姿勢で腰を痛めやすくなります。


産後腰痛のセルフケア

骨盤周りのストレッチ

骨盤の左右差を整えるために、開脚やひざ抱えストレッチが有効です。痛みが強いときは無理せず、5分程度の軽い運動から始めましょう。

体幹を鍛える簡単エクササイズ

  • ドローイン(お腹を軽く引き込む呼吸法)
  • ブリッジ(仰向けで膝を立て、腰をゆっくり持ち上げる)

これらは腰を直接動かさずに筋肉を活性化できるので、産後でも取り組みやすいトレーニングです。

日常動作の工夫

授乳クッションを活用し前かがみを減らす、抱っこひもは腰ベルト付きのものを選ぶなど、腰に優しい姿勢を意識することが大切です。


専門機関のサポートを取り入れる

整骨院・整体のメリット

骨盤矯正や筋肉の緊張をほぐす施術は、産後の腰痛改善に役立つことがあります。通院頻度は週1〜2回から始め、体の状態に合わせて間隔を調整するとよいでしょう。

医療機関を受診すべきケース

  • 痛みが強く、歩行や育児が困難
  • しびれや発熱を伴う腰痛
  • 産後数か月経っても改善しない

これらの症状がある場合は、整形外科や産婦人科を受診しましょう。


産後腰痛を予防する生活習慣

正しい姿勢を意識

授乳・おむつ替えは背筋を伸ばし、腰を丸めすぎないようにします。床座りよりも椅子を使うと腰への負担が軽減されます。

適切な体重管理

急激な体重増加は腰椎への圧力を高めます。産後ダイエットは無理なく、栄養バランスを意識しながら進めるのがポイントです。

休養と睡眠を確保

出産直後は睡眠不足になりがちですが、可能な範囲で休息を取り、体を回復させることが腰痛予防につながります。


産後腰痛に関するよくある質問

Q1. 産後いつから運動を始めてよい?

出産の経過によりますが、自然分娩なら6週目以降、帝王切開は医師の許可を得てからが安心です。

Q2. 骨盤ベルトは効果がある?

骨盤を安定させるサポートとして有効。ただし長時間の着用は血流を妨げるため、適度に使用しましょう。

Q3. 放置するとどうなる?

骨盤のゆがみや筋力低下が慢性化し、腰痛が長引くだけでなく、股関節や膝への負担にもつながる恐れがあります。


まとめ

産後の腰痛は、骨盤のゆがみや筋力低下、生活姿勢のクセが重なって起こります。

  • 骨盤を安定させるストレッチや体幹トレーニングを習慣化
  • 授乳・抱っこは腰に優しい姿勢を意識
  • 必要に応じて整骨院や医療機関を利用

日常の工夫と適切なケアで、腰痛の改善・予防は可能です。無理をせず、自分のペースで体を回復させましょう。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です