自宅でできる!肩こりに効く即効ツボまとめ【専門家監修】

毎日のデスクワークや家事・育児で同じ姿勢が続き、夕方になると肩や首がガチガチ…。
そんな「慢性的な肩こり」に悩む方は多く、特に40代女性はホルモンバランスの変化や眼精疲労・ストレスの影響で症状が強く出やすい傾向があります。
肩こりを和らげる方法はいくつもありますが、中でも自宅で簡単にできて即効性が期待できるのが “ツボ押し” です。
この記事では、肩こりの解消に効果的なツボの種類とツボの押し方について解説します。
【この記事で分かること】
- 肩こりに効く代表的なツボ
- 正しい押し方
- 効果が高まるタイミング
- セルフケアで改善しない場合の対処法
💡 肩こりのタイプ別!今すぐ試せるツボ5選

人体には360以上のツボがあると言われています 。肩こりの緩和が期待できるツボは、首や肩だけでなく、手や足など体のさまざまな場所にあります 。
ここでは、特につらい肩こりの緩和に効果的な代表的な7つのツボを、症状別にご紹介します。
肩こりに効果的なツボ① 肩井(けんせい)
| 場所 | 首のつけ根と肩先(肩峰)を結んだ線の中間点 |
| 効果 | 肩全体の重だるさ、血行促進、緊張性頭痛 |
| 押し方 | 反対側の手の中指・人差し指・薬指の3本をツボに当て、上から下に引っ掛けるように3~5秒じっくり押す。 |
肩井は、文字通り「肩の井戸」を意味し、肩こりの特効ツボとして非常に有名です。刺激することで、肩周りの血流が改善し、首から背中にかけての緊張が緩和されます。特に肩全体が重く固まっているタイプの方に有効です。
肩こりに効果的なツボ② 風池(ふうち)
| 場所 | 後頭部の生え際にある、左右の太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ |
| 効果 | 首こり、目の疲れ、頭痛、自律神経の調整 |
| 押し方 | 両手の親指でツボを捉え、他の指で頭を支えながら、ゆっくりと真上に向かって押し上げるように5秒ほど圧をかける。 |
風池は、東洋医学では「風(邪気)」が入ってくる池(ツボ)と考えられ、首や頭の症状に多用されます。目の疲れやストレスからくる頭痛や首の張りに即効性が期待できます。デスクワークの合間に刺激すると、頭がスッキリします。
肩こりに効果的なツボ③ 合谷(ごうこく)
| 場所 | 手の甲、親指と人差し指の骨が交差するくぼみ部分 |
| 効果 | 万能のツボ。ストレス 、目の疲れ、首肩の緊張、頭痛、歯の痛み |
| 押し方 | 手のひら側から親指で骨に向かって垂直に5秒押して 、ゆっくり緩める。3セット繰り返す。 |
合谷は、手軽に押せる「万能のツボ」として知られています。体全体の気の巡りを良くし、特にストレス性の緊張やイライラからくる肩こりに有効です。仕事中や移動中でも場所を選ばずにケアできます。
肩こりに効果的なツボ④ 天宗(てんそう)
| 場所 | 肩甲骨のほぼ中央にある、少しくぼんだ部分 |
| 効果 | 肩甲骨周りの痛み、背中の張り、腕のしびれ |
| 押し方 | 自分で押すのは難しいため、テニスボールや指圧棒を使い、壁に寄りかかって体重を乗せるようにして圧をかける。 |
天宗は、肩甲骨の動きに関わる重要な筋肉が集まる場所にあり、特に背中まで凝りが広がっている方に有効です。腕を前後に動かしながら刺激すると、肩甲骨周りがほぐれ、深いコリにアプローチできます。
肩こりに効果的なツボ⑤ 膏肓(こうこう)
| 場所 | 天宗の少し下、肩甲骨の内側(背骨の際)のくぼみ |
| 効果 | 慢性的な頑固な肩こり、冷え、疲労感 |
| 押し方 | 天宗と同様に、テニスボールや指圧器を使うか、壁に背中を当てて刺激する。 |
膏肓は「治療が難しいほどの重い病」の意味を持つほど、根深い慢性的な疲労や肩こりに対応できるツボとされています。日々の疲労が溜まりやすい40代女性にこそ、定期的なケアをおすすめします。
肩こり解消の効果を高めるツボ押しの注意点
ツボ押しは手軽なセルフケアですが、正しい方法で行うことで、より高い効果を引き出し、体に負担をかけることを避けられます 。
「痛気持ちいい」の強さと適切な回数が基本
ツボ押しは、「痛気持ちいい」と感じる強さが基本です。強く押しすぎると、筋繊維を傷つけたり、内出血を引き起こす恐れがあります。
- 強さの目安: 心地よいと感じる強さで、ゆっくりと圧をかけるのが理想です。
- 時間と回数: 1回あたり3~5秒を目安に、1か所につき3~5セットを繰り返しましょう。長時間押し続けるのは逆効果になる場合があります。
「温かいとき」に行うと効果アップ
筋肉が緩んでいる状態の方がツボの刺激が浸透しやすくなります。
- おすすめのタイミング: お風呂上がりや就寝前など、体が温まり、血流が良いときに行うと効果が高まります。
- 呼吸を整える: ツボを押すときは、深くゆっくり呼吸をしながら行うと、副交感神経が優位になり、リラックスした状態で施術効果が高まります。
こんな時はツボ押しを避けましょう
以下の状況では、ツボ押しを控えたり、専門家の指導を受けてから行うようにしてください。
- 発熱時、体調不良のとき
- 妊娠中のとき
- 飲酒後
- 持病のある方
セルフケアで改善しない場合は整骨院・鍼灸院へ

ツボ押しは非常に有効なセルフケアの一つですが、長年続く肩こりや、セルフケアでは解消できない頑固な痛みは、体の根本的な歪み(骨盤や背骨の歪み)や筋肉のアンバランスが原因である可能性が高いです。
特に40代女性は、悪い姿勢でのデスクワークや育児による疲労の蓄積により、肩や首の筋肉だけでなく、骨盤や背骨にも歪みが生じていることがあります。
当院では、肩こりの症状に応じて、電気治療、手技療法、骨盤矯正などを組み合わせ、痛みの改善と再発予防の両方を見据えた施術を行っています。
【よくある質問】肩こりに効くツボに関するQ&A

Q1. ツボ押しは毎日行っても大丈夫ですか?
A. 基本的には問題ありません。ただし、強く押しすぎたり、同じ場所を何度も刺激しすぎると筋肉や皮膚を傷める場合があります。
1日1〜2回、「痛気持ちいい」程度の強さで短時間行うのがおすすめです。
Q2. ツボ押しをしても痛みが取れないのはなぜ?
A. ツボ押しは一時的な筋緊張の緩和には効果的ですが、
・姿勢のクセ
・背骨・骨盤の歪み
・肩甲骨の可動域の低下
などの根本原因がある場合、改善しにくいことがあります。
慢性肩こり・長年の痛みが続く場合は、専門家に体のバランスをチェックしてもらうことをおすすめします。
Q3. 押すと強い痛みがあるツボはどうすればいいですか?
A. 強い痛みがある場合は、無理に刺激せず「少し離れた場所」を軽めの力で押しましょう。
それでも痛みが続く場合は、炎症や筋肉への過度の負担がある可能性もあるため、刺激を控えてください。
まとめ

肩こり・首こりを解消するためには、肩井や風池、合谷といったツボを、症状に合わせて適切に使い分けることが大切です。
ツボ押しは「痛気持ちいい」と感じる程度の強さで、体が温まり血流が良くなっているお風呂上がりや就寝前に行うと、より高い効果が期待できます。
また、ツボ押しだけに頼るのではなく、肩甲骨周りのストレッチや姿勢の見直しなどのセルフケアを併用することで、肩こりの改善がよりスムーズに進みます。
もし、長期間続く肩こりや強い痛みがある場合は、無理に自己流でケアを続けず、整骨院や鍼灸院などの専門機関へ相談し、根本原因から改善を目指すことが重要です。